2016年度 主題聖句

 

イサクは、飢饉のなかで与えられた主なる神の命令に従って、ゲラルという土地に住みました。その結果、主なる神の祝福を受けて豊かになり、ますます富み栄えて、多くの羊や牛の群れ、多くの召し使いを持つようになりました。ただ、羊や牛の群れが大きくなるにつれて、生活を支える命の水を確保することが喫緊の課題となりました。そこで、父アブラハムが掘った幾つかの井戸を掘り直すことにしました。

 

父アブラハムが掘った幾つかの井戸は、父アブラハムの死後、ペリシテ人によってことごとくふさがれていました。イサクは、これらの井戸を懸命に掘り直しました。命の水を得るために、長年のあいだ積み重なっていた土やゴミなどを粘り強く取り除きました。そして、井戸を掘り直したのち、父アブラハムが付けたとおりの名前を付けました。さらに、ねたみに満ちたペリシテ人たちとの争いが絶えませんでしたが、イサクは、新たな井戸をつぎつぎと掘り当てつづけました。

 

イサクは、父アブラハムの井戸を掘り直すなかで、また、新たな井戸を掘り当てていくなかで、主なる神との関係、主なる神への信仰を深めていきました。それだけでなく、父アブラハムを選び出された主なる神の約束のゆえに、いまの自分があるということを再確認しました。「わたしは、あなたの父アブラハムの神である。恐れてはならない。わたしはあなたと共にいる。わたしはあなたを祝福し、子孫を増やす/わが僕アブラハムのゆえに」(創26:24)。

 

イサクは、祭壇を築き、主なる神の御名を呼んで礼拝しました。そのとき、自分がどのようにして生まれたのかを思い出したことでしょう。息子イサクを主なる神の命令どおりに焼き尽くす献げ物として屠ろうとした父アブラハムの真摯かつ敬虔な姿を思い出したことでしょう。何よりも、父アブラハムから受け継いだ主なる神に対する信仰をいつまでもいかなることがあっても大切に守り抜いていきたいと願い、祈ったことでしょう。

 

救い主イエス・キリストは、「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい」(マタ28:19~20)と言われました。この命令を受けて、救い主イエス・キリストの体・弟子である教会は、時が良くても悪くても福音を宣べ伝えてきました。伝道・宣教という使命を担ってきました。そのおかげで、わたしたちはクリスチャンとなり、決して滅びることのない永遠の命に生かされています。

 

わたしたちクリスチャンが受け継いでいる信仰は、先達たち ー 残念ながら、すべてとは決して言えません ー の献身的でたゆみない祈りと働きのなかで与えられた主なる神の大きな恵みです。この大きな恵みをいつまでもいかなることがあっても大切に守り抜いていきましょう。ひとりでも多くに引き継いでいきましょう。

 

シャローム!

 

Updated on June 24, 2017

            主 の 祈 り ≫

 天にまします我らの父よ、
 ねがわくはみ名をあがめさせ
 たまえ。
 み国をらせたまえ。
 みこころの天になるごとく地にも
 なさせたまえ。
 我ら日用を、今日も与え
 たまえ。
 我らに罪をおかす者を我らが
 赦すごとく、我らの罪をもゆるし
 たまえ。
 我らをこころみにあわせず、
 悪より救い出したまえ。
 国とちからと栄えとは限りなく
 なんじのものなればなり。
             アーメン。

     ≪ 使 徒 信 条 ≫

 わたしは、天地の造り主、全能の
 父である神を信じます。

 わたしは そのひとりご、わたし

 たちの主、イエス・キリストを

 信じます。
 主は聖霊によってやどり、おとめ
 マリアから生まれ、ポンテオ・
 ピラトのもとで苦しみを受け、
 十字架につけられ、死んで葬られ、
 よみにくだり、3日目に死人の
 うちからよみがえり、天にのぼられ
 ました。そして全能の父である神の

 右に座しておられます。そこから

 こられて、生きている者と死んで

 いる者とをさばかれます。
 わたしは聖霊を信じます。きよい

 公同の教会、聖徒の交わり、罪の

 ゆるし、からだのよみがえり、
 永遠のいのちを信じます。

             アーメン。